interview #1 AL brooch

02_一枚の絵のように

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(「01_アルミはカワイイ」からのつづき)

─ 作り方というと?

このブローチは、『一枚の絵』みたいな感覚で作ってるの。

一度に9個とか15個とかをいっぺんに作る。

形をつくったものを並べていって、パズルみたいに何度も置き換えてイメージが掴めたら、配色を考えていく..。並んだ絵面の中で、ここに赤、ここに白、と色を塗っていく。

だから全体で見ると「良し、完成!」と思うんだけど、いざ、ひとつずつじっくり見たり、胸に刺してみたりすると「アレ?」っていうのが出てきたりして…。

15個の中の1個なら良かったけど、1個だとちょっと違ったなぁって。まだよくわからないんだけど、意識的に全体のバランスを取ろうとして作られたブローチは、ひとつでは成立しないってことなのかな…。

とは言え、ミクロとマクロの世界感で行ったり来たりするこのやり方は、気づきがたくさんあって気に入っている。だからとりあえず今は、バランスを取るという役目のブローチが多くなりすぎないように、一度に作る数を控えめにしてる(笑)。6個とか。

それとは別に、思いがけず「こんなのあったっけ?」って、かなり好きな感じの「お気に入りのひとつ」に出逢えることもあって。このことは、きっと潜在意識のなせる技だと棚ぼた的に受け止めてるんだけど。

でも、そうして世界を狭くすると「お気に入りのひとつ」には、なかなか出逢いづらくなる。じゃあそれなら、100個作ったらどんなことが起こるんだろう!と考えたりして!

(つづきます)

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